スタジオジブリの新作は、ル＝グウィン原作の『ゲド戦記』になるそうだ。
河合隼雄氏がファンタジーを読むという文で解説しているのを以前に読んで、
「面白そうだな、そのうち読もう」と思っていたが、アニメ化されるとの話が。
河合氏によれば、ル＝グウィンはユングの本をよく読んだそうで、「魔法」や「影」、「竜」といった表象を通じて、人間の内面に潜むものや内面的成熟過程といったものを、非常に優れた構成力と表現力で描いているとのこと。
ファンタジーや魔法と聞くと、現代とは無縁のおとぎばなしのように考えてしまいがちだが、そうではなくて、物語のなかで展開される、異質なものとの「対立」や「均衡」といった主題に、現代社会や個人が直面している課題と似通った面があることにも着目する必要があるだろう。
原作者は長いこと「ゲド戦記」映画化を拒んでいたそうだが、
この作品を完成度の高い映像作品として成立させるのは、
興行収入記録を更新するよりはるかに大変なのかも。
| 影との戦い―ゲド戦記 1 | |
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11日、前年比4倍の純利益という四半期決算をだした米アップルコンピューター社。
翌12日には、以前から予告されていた「One more thing」（もうひとつあるよ）の新作発表が行われた。
発表されたビデオ機能付iPodは、価格34800円（30ＧＢ）で2.5インチのカラーディスプレイがついているが、11mmと非常に薄型になっている。
iTunes Music Storeでアーティストのビデオクリップを購入したり、デジカメの画像を転送するなど、いろいろな使い方が考えられそうだ。
最近、IT企業がテレビ局と提携を試みるというニュースを目にするが、テレビとパソコンは一緒に何かをするにはまだまだ距離がはなれているように感じられる。
その点で、ビデオiPodのような身軽な映像機器が現れたことはメディアとインターネットにとって面白い機会を提供することになるのではないだろうか。
友人から、クラシック音楽のマンガで面白いのがあったから読んでみてよ、と言われマンガ喫茶で1巻からまとめて読んできました。
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のだめカンタービレ (9) 二ノ宮 知子 講談社 2004-06-11 by G-Tools |
舞台は音楽大学のキャンパス。バラバラな個性の登場人物が、オーケストラを結成したりコンクールに挑戦したり、恋愛があったりするストーリー。
そのなかの演目として、クラシックの楽曲がたくさん取り上げられています。
個別の楽器パートが人物とあわせてクローズアップして描かれているのは、マンガならではの世界だなあという感じで、特にオーケストラに詳しい読者でなくても楽しめる作品だと思います。
これに関連したＣＤの発売なども企画されているようで、ここからクラシックに興味を持って聴いてみるという読者も多いのだそうです。
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