2006年12月までに、約3700万世帯(79%)への普及が予定されているという地上デジタル放送。
家庭でのブロードバンド環境が整うと、これまでパソコンで探していたような情報が、番組と連動したかたちで手軽に見られるようになるみたいです。
旅番組なら、紹介された宿泊先のくわしい情報を調べたり。
ドラマと関連したブランド商品をテレビ通販と連結したり。
パソコンを普段使っていない人たちも、さまざまな情報にアクセスするようになり、新しいネットワーク市場が生まれるのだとか。
そのときのテレビ画面を想定してみると気がつくのですが、これまでのテレビと比較して文字情報が大量に付加されてくることになりますよね。
当然、必要な文章や画像は印刷して保存するという需要が出てくる。
これを見越して、キャノンが来秋をめどに、セイコーエプソンや松下電器産業もテレビ用のプリンターを開発しているとのことです。
プリンターというのは、本体が売れた後もカートリッジなどの消耗品の利益率が高い製品とのこと。
これ以外にも、地上デジタル放送の周辺では、新しい機器が続々登場する可能性があり話題を呼びそうです。
2011年のアナログ放送終了までに普及率が100%に届かないのではないかという話もありますな。
PCや携帯があるのに、基本的に受動的なメディアでしかないTVはもう終わっていくメディアなのだと。
でも案外TVがPCに取って代わる日が来るのかも。
投稿情報: トラックバック男 | 2005.12.11 20:23