今回は、ブラームスの幻想曲集、
作品116(Fantasien op.116)第4曲に収められている間奏曲(Intermezzo E-dur)を取り上げます。
冒頭の五度の上方変位を使った3連音符に、
2音の小さな切片によるメロディーが乗せられています。
このフレーズから長い旋律線が導かれ、E音の保続音を上手く利用した伴奏とあわせて
ゆるやかな波のような序奏を作っています。
使っているソフトの都合上、きれいに整形して表示できないので見にくいですが
ここでは、右手の8分フレーズと左手の3連音符が同時に演奏されています。
音形が崩れつつ、もつれていく雰囲気がとても良くでている、ブラームス頻出の手法です。
↓MIDIファイルダウンロード
intermezzo116-4.MID
↓MP3ファイルダウンロード
intermezzo116-4.mp3
関連カテゴリ:クラシックデータ各曲解説
一覧ダウンロードは:クラシック曲集ページ
最近のコメント