まずはちょっとした問題です。
↓のリズムを左右の手を使って同時に叩くことができますか?
左手が四分音符で、右手が二拍三連符!?しかも同時に!
頭が混乱してしまう、とても難しいリズムだと思います。
このリズムを同時にしかも正確に鳴らすためには、ちょっとしたコツが必要になってきます。
この例は左が4つ打つあいだに、右が6つ鳴ることになる。
つまり2種類のリズム比は4:6になっているということが出来ます。
そこで、両方に共通する音符で書き換えるということを試してみます。
このように12個の共通音符を用いることで、正確なリズムを刻むことが可能になります。
共有する音符の数を算出するとき、
12=4と6の最大公倍数(Least Common Multiple=LCM)という関係が成り立っています。
このように2種類の異なるリズムのLCMを求めることで、複雑なポリリズムを鳴らすことも可能になるのです(驚)
↓たとえば、リズム比4:5なんていうとても頭で考えることができないリズムも
以上ような、イーブン・ビートを用いてリズムを解析する方法は
楽器練習エクササイズやリズムトラックの作成に大いに役立ちそうです。
参考:リズムの法則―音楽三要素の核を徹底分析
リットーミュージック:Micky Earnshaw 著
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