ヤフーの新サービス、「Yahoo!ミュージックサウンドステーション」 サイトを使用してみました。
配信とはいってもパソコンにダウンロード保存することはできず、ラジオのようにチャンネルを選んで視聴するというスタイルです。豊富に用意されたジャンルやシチュエーションから興味のある番組を選択します。
再生アイコンをクリックすると、専用プレーヤーが起動し、30秒ほどのPR動画が冒頭に流れます。
これはスキップすることはできず、チャンネルを選択するたびに必ず見ることになります。
広告収入を主な収益源とするとのことですから、5曲おきにも流れるこの部分に様々なイメージCMが用意されるのでしょう。
引き続き、選択したジャンルの音楽が各曲フルサイズで再生。
アーティストのCD購入やダウンロードへのリンクも表示されています。
ここまでの使用した印象ですが、
CDショップに行くと、店員のお勧めメッセージの書かれたPOPと視聴機がジャンルごとに設置されている感覚とよく似ています。
店では他にも客がいるので、1曲まるまる視聴するゆとりはありませんが、自宅でゆっくり聴けるのは便利です。
「こんな音楽があるんですよ」と利用者の嗜好にあわせた多くのチャンネルが
用意してあるので、受動的に情報収集したいと考える一般リスナーにはとても親切なサービスではないでしょうか。
既存のポータルサイトは、「自分の欲しい物がなんであるかを知っていなくては目的の情報を探せない」という、能動的なアプローチが必要とされる状況でした。
しかしこれからは、
さまざまなキーワードとインターフェイスを駆使して、
ユーザーが未知の情報を探索ためのガイドとなるサービスをアレンジするということが
ポータルサイトの新しい課題になるのかもしれません。
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